近年は母乳育児が推奨されていることもあり、赤ちゃんが納得できるまでおっぱいを続け、自然と離れていく卒乳を目指すママが多くなってきています。
私もできることなら卒乳を!と思っていましたが、息子が1歳間近になってきたころ、問題を抱えるようになり、断乳の必要性について考えるようになりました。
今回は、日中はいつも通り授乳を続けて、赤ちゃんが就寝したあとは朝起きるまで授乳をしないという夜間断乳についてお伝えしていきたいと思います。
夜間断乳の開始時期
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生後3ヶ月くらいまでの赤ちゃんは、まだ夜間断乳をしてはいけません。
何故なら生後3ヶ月くらいまでの赤ちゃんは、1度にたくさんの母乳を飲むことができないので、夜間でも3時間おきに授乳が必要だからです。
生後6ヶ月くらいになると1度に飲める母乳量が増えるので、就寝前に授乳すればまとめて眠ることができるようになります。
このことから夜間断乳をするのは、早くても生後6ヶ月から生後7ヶ月ころからが良いでしょう。
夜間断乳の方法
夜間断乳の方法は就寝前に授乳をしたら、途中泣いてしまっても朝まで授乳をしないということが基本になります。
最初は突然おっぱいがもらえなくなるので赤ちゃんは大泣きします。
パパに協力してもらえる週末を狙って試みると良いかもしれません。
大泣きされてしまうと可哀想になってしまい、おっぱいをあげたくなってしまうかもしれませんが、中途半端な対応は赤ちゃんを混乱させてしまいます。
背中をトントンしたり、お歌を歌ったりして、おっぱいに変わる新しい入眠儀式を作って優しく寝かしつけをして下さい。
赤ちゃんは徐々に慣れて、早い場合は2~3日で夜間断乳が完了します。
夜間断乳の4つのメリット
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メリット① 夜泣きがなくなる
夜泣きが辛くて夜間断乳を決断するママは多いです。
6ヶ月以降も夜間に泣いてしまう赤ちゃんは、実はお腹が空いて泣いているわけではありません。
おっぱいは眠るための睡眠導入剤的な役割になっているので、飲むというよりはくわえるだけのことが多いのです。
おっぱいをやめて他の方法で眠ることができるようになると、6~7時間まとまって眠るようになるので夜泣きが改善されます。
息子は就寝後も3時間おきに唸り、その度に添い乳をしていました。
添い乳をするとすぐに治まるのですが、眠っているようなのにおっぱいを離そうとすると途端にモゴモゴと吸い付いていました。
背中トントン&ナデナデ、ときには子守唄作戦で3日ほどで朝まで眠るようになりました。
1日目はとにかく泣かれ、2日目にはすぐに諦めるようになり、3日目には夜間断乳完了しました。
日中はおっぱいを求めますが、夜間はよく眠っています。
メリット② 生活リズムが整う
赤ちゃんがまとまって眠るようになるのでママもゆっくりと身体を休めることができるようになります。
赤ちゃんは夜間の授乳がなくなると、お腹が空いて朝ごはんをよく食べるようになり、日中よく遊んでくれるようになります。
元気いっぱいに動いた赤ちゃんは夜間更によく眠るようになりますので、生活リズムが整っていきます。
体重などの成長に問題はありませんでしたが、推奨されている量よりも少ない離乳食を半分近く残しているのが気になっていました…。
おっぱいを飲むからお腹がいっぱいで離乳食を残す、離乳食を食べないからお腹が空いておっぱい…のエンドレス。
すべては夜間・明け方の添い乳からスタートしていると思いました。
夜間断乳完了後には離乳食をしっかりと食べるようになりました。
メリット③ おっぱいトラブルが軽減する
いきなり断乳をすると乳腺炎などのおっぱいトラブルを起こしやすくなりますが、夜間断乳を取り入れることで断乳が段階的になり、トラブルが起きにくくなります。
また、夜間断乳によって授乳の回数が減れば、歯が生え始めた赤ちゃんによって乳首が切れてしまうことも減っていきますありますが、このトラブルも減っていきます。
母乳過多気味でしたので卒乳の時のおっぱいトラブルが不安でしたが、夜間断乳を取り入れることでリスクが軽減できることがわかりホッとしました。
夜間断乳中は朝方おっぱいがカチコチになって、搾乳したりしましたが数日すると落ち着きました。
メリット④ 虫歯のリスクが減る
眠る前に歯磨きをしても、夜間に授乳してしまえば虫歯になるリスクがあります。
夜間断乳によってそのリスクは減らすことができます。
おわりに
夜間断乳にはメリットがたくさんありますが、早すぎる断乳は赤ちゃんの体調を損なう可能性があります。
ママの都合だけでは成り立ちませんので、赤ちゃんの成長に合わせてすすめてあげて下さいね。