寝ているだけだった赤ちゃんの首がすわると、次は寝返りかな~と思いをはせてパパやママは心待ちにします。
ところが…周りの赤ちゃんが次々に寝返りしていくなか、何故か全然寝返りする気配がない赤ちゃん。
焦りはじめたパパやママの心配をよそに、寝返りをしないまま上手にお座りをしているという赤ちゃんを見かけることがあります。
実はまさに、私の子どもたちがそうなのです。
今回は、寝返りせずにお座りしてしまう赤ちゃんについてレポートしたいと思います。
寝返りができる時期はいつ?
「寝返りができる」とは、仰向けからうつ伏せに代わることができるということを指します。
赤ちゃんは生後3か月ころに首がすわり、生後5か月から6か月ころになると寝返りができるようになります。
赤ちゃんの発達スピードには個人差があるので、生後5か月から6か月というのは目安として考え、この時期にできなくても焦る必要はありません。

我が家の子どもたちは寝返りするのが遅めでした。
長男は生後10か月、長女は生後7か月でできるようになりました。
寝返りって何だろう
寝返りやお座り、ハイハイは腰の筋肉や神経が発達することによってできるようになります。
一般的には寝返り→お座り→ハイハイというような順番でできるようになると思われがちですが、寝返りをしないままお座りをしたり、お座りをしないままハイハイをしたりとさまざまなケースがあります。
体の準備が整えば自然と寝返りするようになりますが、赤ちゃんの発達スピードや環境要因によって、どれが先にできるようになるかは変わってきます。
寝返りは視野や好奇心が広がり、体の筋肉が鍛えられて運動能力の発達が促されます。

長男も長女も寝返りよりお座りが先に安定しました。
長男にいたってはハイハイするようになって、おまけ程度に寝返りした感じでした。
寝返りができない原因
寝返りするようになる時期は個人差があるとはいえ、寝返りの時期が遅いと赤ちゃんの発達に問題があるのかと気になってしまいますよね。
寝返りしないのは赤ちゃんの発達の問題ではなく、環境要因によるものかもしれません。寝返りが打てる状況・環境にあるのか確認してみるといいでしょう。
寝床をチェック
寝返りするには適度な硬さが必要なので、ふかふか過ぎるベッドや座布団で休んでいると沈み込んでしまって寝返りしにくいかもしれません。
また、寝返りするには十分なスペースが必要です。ハイローチェアやバウンサーに長時間乗せていたり、パパとママの間などで窮屈な思いをさせていませんか?

長女はニ○リの低反発の長座布団でお昼寝させていましたが、ふかふか過ぎて人型に沈み込み、完全に埋もれてました…

長男はパパとママでがっちりガードの窮屈な環境で寝せていました。
寝返りができるようになってからは「どいて」と言わんばかりに大の字になって自らスペース確保をしています。
お洋服をチェック
窮屈な服だと赤ちゃんも動きにくいので寝返りもしにくいです。サイズアウトしている服を無理に着せないようにしましょう。
また、過度の厚着も着膨れして動きにくいです。赤ちゃんは暑がりなので、風邪をひかせない程度の薄着を心がけましょう。

お股スナップの服はきついかな…と思ってもついつい(私が)頑張って着せてしまっていました。きっと食い込んで窮屈でしたよね。

寒いと可哀想だなと厚着になりがちですよね。それで汗をかかせて風邪をひかせてしまうことも…。
足の裏が湿っているときは暑いのかもしれません。触ってみて下さい。
その他
身体が大きめの赤ちゃんは大きさの割に筋肉の発達が追いついておらず、寝返りが遅くなる傾向があります。準備ができるまで待ってあげましょう。
寝返りは周りの様子が気になって身体をねじったり、足を持ち上げて降ろした勢いだったりと偶然できるようになることが多いです。お座りや抱っこで十分に刺激を取り入れていたり、動くのが嫌などの理由があって意図的に寝返りしない赤ちゃんもいますよ。

長女は成長曲線の枠内ですがてっぺんギリギリで少し大きめでした。
お尻が重くていつも上半身だけをねじっていました。

2人ともお座りが先に安定したので、起きたがって寝転がっていることがそもそも少なかったです。
おわりに
寝返りをする目安は生後5~6か月ですが、発達のスピードだけでなく環境要因も大きく関係するので個人差があります。
赤ちゃんの準備ができればいずれ寝返りしますし、お座りやハイハイが先にできても問題はありません。6、7か月健診で医師から指摘がなければ、もう少し待ってみましょう。
でもコロンと寝返りする姿はとっても可愛いので、遊びの一環として寝返りの練習をしてみるのもいいかもしれませんね♪