糖尿病があっても妊娠・出産したい

スポンサーリンク
糖尿病合併妊娠
スポンサーリンク

こんにちは~、管理人の葉那です。

妊娠をすると胎盤から分泌されるホルモンによってインスリン抵抗性が強くなるため、血糖値のコントロールが難しくなるのはご存知でしょうか。

血糖値が高い状態が続くと、ママだけでなく赤ちゃんの身体にも大きな負担がかかってしまいますので、妊娠中は血糖値をコントロールしていく必要があります。

妊娠中の糖代謝異常は大きく「妊娠糖尿病」と「糖尿病合併妊娠」に分けられますが、今回は「糖尿病合併妊娠」に焦点を当ててお話していきたいと思います。

スポンサーリンク

妊娠糖尿病と糖尿病合併妊娠

はじめに…「妊娠糖尿病」と「糖尿病合併妊娠」の違いについて確認していきましょう。

妊娠中にはじめて発見された糖代謝異常の状態を「妊娠糖尿病」というのに対し、妊娠前から既に糖尿病と診断されている場合や妊娠中に“明らかな糖尿病”と診断された場合を「糖尿病合併妊娠」といいます。

どちらも糖代謝異常をきたした状態なので合併症が起こらないように血糖値をコントロールする必要がありますが、糖尿病合併妊娠は妊娠糖尿病より重度の状態とされ、より厳密に血糖値の管理が求められます。

糖尿病合併妊娠は妊娠糖尿病よりも重度の状態
スポンサーリンク

糖尿病合併妊娠はリスクがある

赤ちゃんの器官が形成される妊娠4週から9週ころにママの血糖値が高いと、赤ちゃんの血糖値も高くなるため先天奇形を合併しやすくなります。

妊娠初期には妊娠に気付かないこともあるので、妊娠を希望するのであれば妊娠前から血糖値を十分にコントロールすることが大切です。

また、妊娠中は胎盤から分泌されるホルモンによってインスリン抵抗性が強くなるため、血糖値のコントロールが難しくなります。

血糖値が高い状態はママにも赤ちゃんにもさまざまな合併症が起こりやすくなります。中には命の危険を伴うものもありますから、妊娠前から血糖値や合併症の状態を評価した上で計画的に妊娠することが、健康な赤ちゃんを産むために非常に大切です。

リスクを回避するために計画的な妊娠が大前提

起こりやすい合併症

ママ

赤ちゃん

糖尿病合併症

糖尿病ケトアシドーシス

糖尿病網膜症の悪化

糖尿病腎症の悪化

低血糖(インスリン使用時)

周産期合併症

胎児仮死・胎児死亡

先天奇形

巨大児

肩甲難産による分娩障害

新生児低血糖症

新生児高ビリルビン血症

新生児低カルシウム血症

新生児多血症

新生児呼吸窮迫症候群

肥大型心筋症

胎児発育遅延

産科合併症

流産

早産症

妊娠高血圧症候群

羊水過多(症)

巨大児に基づく難産

成長期合併症

肥満・耐糖能異常・糖尿病
リスクを知ることが第一歩
スポンサーリンク

妊娠を目指すために必要なこと

ここまで糖尿病合併妊娠についてのリスクをお伝えしてきましたが、ここからは実際の妊娠計画についてお伝えしていきたいと思います。

避妊する

糖尿病合併妊娠はさまざまなリスクが伴います。

妊娠に耐えうる準備が整うまでは避妊を行ってください。

血糖値のコントロールをする

前項で血糖コントロールの大切さをお伝えしましたが、具体的な血糖コントロールはHbA1cの数値で管理していきます。

HbA1cは過去1~2ヶ月前の血糖値を反映するので、随時血糖や空腹時血糖のように当日の食事や運動など短期間の血糖値の影響を受けません。

HbA1cの目標は7.0%以下(NGSP)、6.6%以下(JDS)です。

血糖コントロールが良好なら、先天奇形率はグッと下がる!

妊娠初期にHbA1cが8.4%以上になると、20〜30%の赤ちゃんが奇形を合併する可能性があるといわれています。

血糖コントロールが不良であるほど奇形発生率は高くなり、妊娠発覚後に血糖コントロールをはじめた場合には9.0%といった報告も確認されています。

しかし、妊娠前に適切な血糖コントロールができていれば奇形発生率は2.1%で、糖尿病でない妊婦さんの1.7%と大きな差はありません。

スポンサーリンク

糖尿病合併症がないか確認する

妊娠すると糖尿病がない人でも糖代謝異常を起こしやすくなりますが、糖尿病の人が妊娠するとより顕著に糖代謝異常が起こり、血糖値のコントロールが困難となります。

妊娠前からすでに糖尿病合併症がある場合、妊娠によって合併症が悪化してしまうことが考えられるので症状が安定していることが条件となります。

糖尿病網膜症

糖尿病網膜症は進行すると失明をしてしまう合併症です。

通常ゆっくりと進行しますが、妊娠によって血糖値のコントロールが困難になると、糖尿病網膜症は悪化する可能性が高いです。

妊娠前に糖尿病網膜症の合併がないか、単純網膜症に安定しているか確認します。

糖尿病性腎症

糖尿病性腎症は進行すると腎不全となってしまう合併症です。

通常ゆっくりと進行します。しかし、妊娠によって血糖値のコントロールが困難になることで一気に悪化する可能性があります。

妊娠前に糖尿病性腎症の合併がないか、第1期(腎症前期)または腎症第2期(早期腎症期)で安定しているか確認します。

内服薬からインスリン注射へ移行する

経口血糖降下薬は胎盤を通過して赤ちゃんに薬の成分が移行してしまうので、赤ちゃんの血糖値が下がりすぎてしまう可能性があります。

また、経口血糖降下薬は母乳中にも移行してしまうので、妊娠前~授乳期は経口血糖下降薬をやめて、インスリンによる血糖値のコントロールを行うことになります。

食事療法の見直しと血糖測定

妊娠中は胎盤から分泌されるホルモンの影響や赤ちゃんの成長にともなって、血糖値がコントロールが難しくなります。

また、食事の内容によっても血糖値が大きく左右されるので、正しい食事内容と摂取方法を確立していきます。

しかし、妊娠中は食事だけで血糖値をコントロールすることは困難なので、インスリンによって血糖値を正常化できるようにコントロールしていくことになります。

そのため、血糖測定をマスターすることが必須になります。

スポンサーリンク

さいごに

糖尿病合併妊娠はいわゆるハイリスク妊娠と呼ばれますが、きちんと管理することができれば妊娠を継続し、出産することが可能です。

私、管理人 葉那も糖尿病があります。正直トラブル続きなマタニティーライフとなりましたが、元気な子どもを2人出産していますよ。

糖尿病を患ってしまった方も、落ち込んだり、諦めたりせずに元気な赤ちゃんに会えるように頑張りましょう☆彡