卵がいっぱいあるのに妊娠できない!?多嚢胞性卵巣症候群

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不妊
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今では双子ちゃんのママをしている友人ですが、妊娠・出産前は「卵がいっぱいありすぎて妊娠できなかったー」と言っていました。

「卵がいっぱいあったら妊娠しやすそう」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、友人が患っていた多嚢胞性卵巣症候群は不妊症の1つとされ、20代〜40代の女性の100人中5人くらいの人が発症し、増加傾向にあります。

今回は、多嚢胞性卵巣症候群の原因や症状、治療についてお伝えしたいと思います。

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多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは

通常、卵巣のなかにはたくさんの卵細胞があり、卵胞という袋に包まれていて月に1つずつ成長します。

卵細胞は20mm程の大きさにまで成熟すると、卵胞が破れて排卵が起こります。

多嚢胞性卵巣症候群は卵細胞が複数個同時に成長してしまうため、卵細胞の発育が遅くなり、十分な大きさまで成長できず、排卵が起こりにくくなっている状態です。

卵巣内には破裂しなかった未熟な卵胞がたまってしまい、超音波エコーでみるとネックレスサインという状態がみられます。

この状態ではどんどん卵巣が狭く、固くなっていくので、次に新しく成長を始めた卵細胞も育つことができなくなり、排卵障害をきたすので不妊の原因となります。

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多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の原因

多嚢胞性卵巣症候群の原因ははっきりとは分かっていませんが、内分泌異常と糖代謝の異常が原因ではないかと考えられています。

内分泌異常

卵胞の発育を促進するLH(黄体形成ホルモン)が増えすぎて卵胞が複数個育ってしまうと、FSH(卵胞刺激ホルモン)が足りなくなってしまいます。

そうすると、卵胞が十分に育つことができなくなってしまい、排卵が起こりにくい状態になっていると考えられます。

糖代謝異常

肥満など血糖値が高い状態が続くと、膵臓から分泌されるインスリンが増加し、男性ホルモンの量も増加します。

男性ホルモンは卵胞の成長を妨げてしまうので、排卵が起こりにくい状態になってしまいます。

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多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の症状

月経異常

稀発月経

通常は28日周期で生理が起こりますが、年に数回しか生理が起こらない状態です。

無排卵月経・無月経・無排卵

生理はあるが排卵していない「無排卵月経」、生理が起こらない「無月経」、排卵が起こらない「無排卵」があります。

基礎体温を測っている場合、高温期や低温期がない平坦なグラフになります。

過多月経

LH(黄体化ホルモン)の分泌異常は、黄体ホルモン(プロゲステロン)の過剰分泌を引き起こします。

黄体ホルモンが過剰分泌されると、生理中に出血量が多くなる「過多月経」を引き起こすことがあります。

多毛、にきび、低音声などの男性的特徴

卵胞に含まれる男性ホルモンが血中で増加することによって、口周りや腕、すねなどに毛が増えたり、にきびが増えたりする男性的な特徴が現れる場合もあります。

また、稀に声が低くなることもあります。

肥満

肥満になるとインスリン抵抗性となり、多嚢胞性卵巣症候群を引き起こすと考えられます。

なかなか肥満が解消されず、稀発月経や過多月経がある場合は、多嚢胞性卵巣症候群の可能性があります。