「そろそろ子どもが欲しいな」と妊娠を希望するようになると、気になってくるのが排卵日ではないでしょうか。
排卵日を特定することができれば、妊娠の確率はグッとあがりますもんね。
基礎体温は測っているけれど排卵日はイマイチわからない。
卵胞チェックはしているけれど丁度良いタイミングで受診できない。
今回はそんな人に比較的簡単に排卵を特定するアイテム、排卵検査薬についてお伝えしていきます。
排卵検査薬ってなんだろう
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排卵検査薬とは、実は排卵そのものを検出しているのではありません。
排卵の直前に起こる黄体ホルモン(以下、LH)の分泌の急上昇(以下、LHサージ)を確認するものです。
LHは14時間くらいかけて徐々に分泌されてピークを迎え、 最高濃度の状態を14時間ほど維持して、20時間くらいかけて減少していきます。
LHサージの開始から24時間から48時間以内に排卵が起こるので、排卵検査薬によってLH濃度のピーク知ることで排卵を把握することができます。
排卵検査薬の購入方法
排卵検査薬は2009年の薬事法改正で「医療用医薬品」に指定され、薬剤師が常駐している調剤薬局でしか購入することができませんでした。
しかし、2016年9月より「第一類医薬品」に変更されたため、現在ではインターネット通販で購入できるようになっています。
近くに購入できる場所がない人や、薬局で購入するのには抵抗がある人もいると思いますので以前よりは手に入りやすくなった印象です。
オススメ商品
排卵検査薬には日本製と海外製がある
慣れないうちは取扱い説明書や添付文書が日本語で書かれている日本製をオススメしますが、長期的に使用するのであれば海外製の排卵検査薬を使用しても良いかもしれません。
海外製は安い
海外製のものは持ち手やキャップがないなどシンプルなこともあり、日本製と比べると圧倒的に安いです。
海外製は1本約60円~100円前後で、日本製の3分の1くらいのお値段になります。
性能は大差ない
LHを検出する性能の違いはほぼないと言われています。
ただ、海外製では20~25mIU/mlくらいで排卵の2日前くらい、日本製では30~40mIU/mlくらいで排卵の1日前くらいから反応します。
製品によってLHを検出する感度が違いますので、使用前に確認する必要があります。
排卵検査薬の使い方
排卵検査薬のお値段は決して安いものではありません。
使い方を間違ってしまうと検査薬が無駄になってしまったり、必要以上にタイミングをとってしまうことになるので注意しましょう。
排卵検査薬を不定期で使ったのでは排卵日を予測するのは困難です。
自分の生理周期からおおよその排卵日を予測し、数日間連続で使ってその変化を把握していきます。
一般的には生理予定日の14日前が排卵予定日になります。
はじめは排卵予定日の2-3日前から排卵検査薬を使ってみると良いでしょう。
LHサージの開始やピークがわかりにくいなど、陽性反応の出方には個人差があります。
焦らずに何周期か陽性反応の出方を見極めていくと良いと思います。
生理不順の人は排卵検査薬だけでは難しい
生理周期が不安定だと排卵予測が難しくなります。
短い周期に合わせて検査を始めることもできますが、検査薬を多く消費してしまいます。
基礎体温を測ったり、卵胞チェックを合わせて行うことで精度が高まります。
ちなみに卵胞チェックは生理周期が安定している方にもオススメです。
健康保険が適用されるので一度試してみるのも良いでしょう。
妊娠しやすいタイミング
卵子の寿命は排卵から約24時間、精子の寿命は約3~4日間とされ、妊娠できるタイミングは排卵日の3日前からの約3日間と言われています。
排卵検査薬で陽性反応が出たら(LHサージが起こったら)、24~48時間で排卵が起こるので、陽性反応を確認したらなるべく早くタイミングをとるのが良いでしょう。
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私の経験談
私はタイミング法でなかなか妊娠しなかったので排卵検査薬を試しました。
排卵予定日の2-3日前から排卵検査薬を使い始めましたが なかなか陽性反応が出ず、無排卵を疑いました。
念のため排卵検査薬を使い続けていると、生理から20日後にようやく薄い陽性反応が出ました。
何周期か試しましたが、陽性になるタイミングはいつも生理から20日前後。
どうやら排卵するまでに時間がかかるタイプだったようで、タイミングをとっていた時期よりも後に排卵していたことがわかりました。
おわりに
タイミング法を長く続けていると疲れてしまうこともありますよね。
そんなときは妊娠の確率を高めるのにとても有効な排卵検査薬を1度試してみてはいかがでしょうか。