若くても更年期障害みたいになる!?卵巣機能不全の恐怖…

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不妊
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歳を重ねることで卵巣の機能が低下してしまうのは仕方がありませんが、最近は20~30歳代の若い女性でも卵巣の機能が低下している場合があります。

卵巣の機能が低下してしまう卵巣機能不全という状態になると、生理不順やイライラなどのさまざまなトラブルが現れ、不妊の原因になると言われています。

今回は、卵巣機能不全の原因や症状、治療についてお伝えします。

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卵巣機能不全~卵巣本来の働きが正常に行われない状態~

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卵巣には卵細胞を成熟させて排卵させたり、エストロゲンとプロゲステロンを分泌して生理周期を調整していく働きがあります。

卵巣機能不全は早発卵巣不全には至っていないけれども、卵巣の機能が低下してしまう状態です。

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卵巣機能不全の症状

ホルモンバランスが乱れることでさまざまな症状が現れます。

生理不順、排卵障害

初めは生理が1週間以上続く「過長月経」や、卵胞期にエストロゲンが分泌不足になると年に数回しか生理が起こらない「稀発月経」などがみられます。

生理周期が乱れていても排卵が起きていれば妊娠は可能ですが、稀発月経の段階で無排卵になっていることも少なくありません。

また、黄体期にプロゲステロンが不足すると排卵はあるのに生理周期が乱れて、不妊や流産を引き起こす「黄体機能不全」になることもあります。

卵巣機能不全が本格的に進行すると90日以上生理が来ない「無月経」や、生理がきても排卵が起こらない「無排卵月経」になってしまい、不妊の原因となります。

更年期様症状

イライラや疲労感、のぼせ、動悸、頭痛、めまいなどの更年期障害に似た症状に悩まされる場合もあります。

20~30歳代の若い女性が更年期障害に似た症状に悩まされることから、若年性更年期障害とも言われています。

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卵巣機能不全の原因

卵巣の機能は、脳下垂体や視床下部の連携によって働くため、3つのいずれかまたは複数に原因があると考えられます。

卵巣の原因

子宮内膜症による卵巣嚢腫(子宮内膜症性嚢胞、チョコレート嚢胞)や発育不全、形成不全などが原因になることがあります。

脳下垂体の原因

脳下垂体の機能低下、プロラクチン産生腫瘍による圧迫やプロラクチンの分泌異常が原因になることがあります。

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視床下部の原因

脳の視床下部からゴナドトロピン放出ホルモンが放出され、下垂体、卵巣へと指令が伝わり、エストロゲンやプロゲステロンの分泌が促されます。

視床下部は自律神経系の中枢ですが、ストレスなどにより自律神経が乱れてしまうとホルモン分泌が上手くできなくなってしまいます。

過激なダイエットや運動、やせ、肥満、過食、拒食、精神的ストレスなどが、一番の原因とされています。

その他

甲状腺機能低下症などの異常によっても卵巣機能不全が起こる場合があります。

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卵巣機能不全の治療

生理周期が乱れていても、排卵がきちんと起きていれば基本的に治療の必要はありません。

黄体機能不全の場合、基礎体温は二相性になりますが高温期が10日以内と短くなりますが、排卵が起こっていない場合、基礎体温は高温期や低温期がない平坦なグラフになります。

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ホルモン療法

無月経や無排卵月経の場合はホルモン療法を行います。

ホルモン負荷検査を行い、エストロゲンやプロゲステロンが不足していないか調べた上で、不足分を薬で補充していきます。

排卵誘発剤

早期に妊娠を望む場合は生理再開後、排卵誘発剤を使って治療をします。

クロミッドという内服薬で反応がない場合は、hMG注射とhCG注射の2つを使うゴナドトロピン療法を行います。

無月経の状態が短い場合は比較的早く生理も再開しますが、半年以上無月経が続いた場合はなかなか反応しないことも多く、根気強く治療していく必要があります。

生活習慣の改善

卵巣機能不全を引き起こしているストレスや過度なダイエットなどの原因を取り除くことが大切です。

生活習慣を見直すことでホルモンバランスが整い、卵巣機能不全の改善や予防に繋がります。

その他

脳下垂体や視床下部が原因で卵巣機能不全となっている場合は、脳神経科や内分泌内科で原因となる病気の治療をすることもあります。

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おわりに

卵巣機能不全は卵巣が老化しているわけではなく、さまざまな原因によって一時的に卵巣の機能が低下し、スムーズに働いていない状態です。

治療を続けていくことで卵巣の機能が回復し、ホルモンバランスや月経周期が整っていけば妊娠できる可能性はあります。

治療には時間がかかることがありますので、今すぐ妊娠を希望しない場合であっても卵巣機能不全が疑われる場合は早めに受診して治療を始めましょう。

普段からカラダの異常を察知できるように基礎体温を測ることをお勧めします。

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