赤ちゃんが生まれてから数ヶ月、夜な夜なお付き合いしてきた私は、夜間断乳をすることで寝不足が解消されるのかもしれないと期待していました。
戦いの3日間が終わり、ついに夜間断乳に成功……しかし、現実はそう甘くありませんでした。
ゆっくり眠れるとほくそ笑み、休んでいた私に覆いかぶさる小さな影…まさかの夜間覚醒!?
「いいえ」
朝の4時という早朝から毎日赤ちゃんが起きるようになってしまったのです!!
今回は、夜間断乳後に早起きになってしまった赤ちゃんについてお伝えしていきたいと思います。
もしや…夜間断乳が完了していない??
夜間断乳後、夜泣きをしなくなった赤ちゃんですが、朝の4時、ひどい場合には3時という早朝から覚醒する超早起きになってしまうことがあります。
もう少し眠りたいなと思ったママは、何とか赤ちゃんに眠ってもらおうとするものの、ちっとも眠ってくれる様子はありません。
実は夜間断乳後に早起きになってしまう赤ちゃんは少なくありません。
赤ちゃんが早起きになってしまう原因は夜間断乳が完了していないとか、失敗したからということではないので安心して下さいね。
早起きになる3つの原因と対策
睡眠の割合が関係している
睡眠は浅い眠りと深い眠りを繰り返しています。
身体は眠っているけれども脳は起きている状態をレム睡眠、身体も脳も眠っている状態をノンレム睡眠といいます。
大人は眠りが浅くなっても眠りを継続することができるのですが、赤ちゃんは眠るのが下手なので大人のようにスムーズに眠りを継続できません。
大人の睡眠全体に占めるレム睡眠の割合が20%なのに対して、赤ちゃんのレム睡眠の割合は50%もあります。
目が覚めやすい睡眠サイクルになっている赤ちゃんは結果として、早起きになってしまうのです。
月齢が進んでいくと徐々にノンレム睡眠の割合が長くなっていきますので、成長を見守っていきましょう。
体内時計が関係している
赤ちゃんは生後3~4ヶ月ころを目安に自分で眠りを誘うホルモンであるメラトニンを作りはじめ、まだまだ未発達ですが体内時計も整っていきます。
この体内時計が整っていないと睡眠リズムが乱れてしまい、早朝にも関わらず目が覚めてしまう原因になります。
メラトニンは朝の光を浴びることでより分泌が促されるので、朝7~8時にはカーテンを開けて朝日を浴びるような生活を心がけましょう。
すると夜にはたくさんのメラトニンが分泌され、眠りへ誘うためスムーズに眠ることができるようになります。
テレビや電気を消して、眠りやすい環境を整えてあげましょう。
また、この体内時計が整ってきているために朝早く目覚めてしまっている可能性もあります。
夜の8時に眠った赤ちゃんが朝の4時に起きた場合、8時間まとめて眠っていることになるので、お昼寝を合わせると必要な睡眠時間を確保できているのかもしれません。
体力があり余っている
日中の運動量が足りていなかったり、お昼寝をたくさんしてしまったりすると体力があり余ってしまい、夜の眠りが深くなりにくいので早起きになってしまう場合があります。
お散歩に出かけたり、身体を使った運動を取り入れてたっぷり遊びましょう。
お昼寝は2時間程度とし、あまり遅くならないようにすることが大切です。
これだけはやってはいけない
早朝に起きてしまった赤ちゃんに対して、ママがもう少し眠りたいからといって授乳で寝かしつけることはしてはいけません。
それをやってしまうと、せっかく頑張ってきた夜間断乳が無駄になってしまうかもしれません。
授乳をするなら覚悟を決めて、起床するようにしましよう。
おわりに
赤ちゃんの睡眠サイクルや体内時計は成長とともにゆっくり整っていきますが、一朝一夕では成し得ません。
1つ問題が解決すると「もう少し眠りたい」と欲がでてくるのですが、夜間断乳によってすでに6~7時間の連続した睡眠時間は確保できていると思います。
焦らずにゆっくりと見守っていきましょう。