子育てを始めると子どもが本当に可愛くて、早く2人目が欲しい!って思うことがありますよね。
でも、ママの身体の回復具合や経済的なことを考えると、いつ妊活を始めていいの?と躊躇してしまうこともあるのではないでしょうか。
たしかに約10ヶ月かけて変化していったママの身体は一朝一夕では回復しないので、十分な休息が必要になりますし、お金がなければ養育も生活もできませんよね。
では、いつごろ次の妊娠が可能になるのか一緒に考えていきましょう。
問題から考える家族計画
医学的問題
医学的には出産後1年半あけるのが良いとされています。
何故なら早すぎる妊娠は早産や出生体重が2500g以下の低体重出生児になるリスクが高くなると言われているためです。
出生体重が2000gあれば大きな心配はないとされていますが、平均的な赤ちゃんに比べると成長はゆっくりになると思います。
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また帝王切開で出産した場合、お腹が大きくなったときに子宮破裂を起こしたり、癒着胎盤になるリスクが高くなります。
経済的な問題
出産手当金や育児休業給付金があったとしても、収入は明らかに目減りしますので働かなければ次の妊娠をすることが難しいという場合もあります。
ただし、ママの仕事再開後の働き方には注意が必要です。
時短勤務や子どもの体調不良で仕事をする日数が確保できなければ、次の妊娠時にもらえる出産手当金や育児休業給付金が減ってしまい、経済的負担が大きくなる可能性もあるでしょう。
年齢の問題
第2子を希望するとき、当然第1子の妊娠時よりママもパパも年齢を重ねています。
年齢が35歳以上になると染色体異常をもつ卵子が多くなり、妊娠しづらく、そして流産しやすくなってしまうからです。
年齢 | 妊娠確率 | 流産率 |
30代前半まで | 25~30% | 10% |
30代後半 | 18% | 25% |
40代前半 | 5% | 40% |
40代後半 | 1% | 50% |
妊娠はいつから可能か
卵巣や子宮がきれいになるので出産後は妊娠しやすいとも言われますが、ホルモンの関係で授乳を終えることまではどちらかというと妊娠しづらい状態になります。
授乳をするとプロラクチンが分泌され、このホルモンは子宮の回復を促しますが、同時に排卵を抑制する働きがあります。
個人差はありますが離乳食が進んでくる産後6ヶ月から産後8ヶ月ころには授乳回数が減り、プロラクチンの分泌も減っていきますので排卵が再開されることが多いようです。
しかし、授乳を続けているとホルモンのバランスが整いづらく、無排卵になることもあります。
次の妊娠を考える場合は早めに授乳を切り上げることも視野にいれる必要があります。
私の経験談
完全母乳育児をしておりますが、産後6ヶ月で生理が再開しました。
夜間授乳をしているせいなのか、排卵していないからなのかわかりませんが、産後11ヶ月になっても基礎体温はガタガタで高温期も確認できておりません。
そろそろ第2子を希望していますが、現状を踏まえるとやはり卒乳してからになるのかもしれません。
おわりに
どのくらいで次の妊娠をして良いかという確実な基準はありません。
問題はいくつかありますが、必ずしも早い妊娠が悪いというわけではありません。
大切なのはそれを理解した上で後悔のない家族計画をしていく必要があるということだと思います。